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『IPPON!』脱稿まで打ち合わせあと何本!?(13)|原作付きマンガ一緒につくろう計画

前回までの展開はこちらから

(今回の範囲の原作)

野口「(うたは本当に、陸上脳だねえ……。:※セリフ前半は前回分に収録)今年はどうだ、何枚もらった?」
うた、顔を曇らせる。どっさりと束になった他の部活のビラを2人に見せる。運動部から弓道部、落語研究会、マインドフルネス研究会などもある。
近藤「えっ、これ、どういう……」
野口「近藤、うたはな、今年で4年生になるというのに……」
うた、「はぁー」と大きく肩を落とす。
野口「いまだにぴっかぴかの新入生とまちがわれて、あちこちから勧誘されまくるんだよ」
うた「マインドフルネス研究会は、スタート前の集中力が増しそうなので、ちょっといいかなと思っています!」
野口「なんかあやしいから、止めておきなさい」
うた「えっ(目を丸くしながら)」
近藤、あらためてうたを上から下まで見る。
ショートカット、日焼けで肌は真っ黒、童顔で「かわいい男の子」にも見える。
近藤「虫取りアミとカゴを持たせたいですねえ」
うた「あっ、近藤くんまで!」
野口「おい、遊んでる場合じゃねーぞ!」
近藤、(あなたが言いますか)と不満げ。

*第0話の原作全体をおさらいしたい方は『(1)第0本(プロローグ)原作テキスト』で再読できます。

◆原作担当:朽木 誠一郎
◆ネーム/解説:中村珍

※この企画は、2018年までに原作者・朽木誠一郎さんが執筆した原作テキストを頂いて、作画担当・中村が、2019〜2020年にかけて、制作と並行しながら解説しています。


通しネーム(掲載済みの分)


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初見ネーム-035


今回追加されたネーム


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ここからネーム解説


野口「今年はどうだ、何枚もらった?」
うた、顔を曇らせる。どっさりと束になった他の部活のビラを2人に見せる。運動部から弓道部、落語研究会、マインドフルネス研究会などもある。
近藤「えっ、これ、どういう……」
野口「近藤、うたはな、今年で4年生になるというのに……」
うた、「はぁー」と大きく肩を落とす。

 懸案だった「陸上脳だねえ……。」と「今年はどうだ、何枚もらった?」はコマだけでなくページをしっかり分けててあります。
 話題が変わった感じを念押しするために「今年はどうだ」を新しいページの1コマ目、冒頭部分にしっかり配置。
 ページの中腹に配置されるコマでセリフの前半と隣接するよりは遥かに話題が区切られた印象になると思います。
(スクロールや1ページ単位でページ送りを行う電子書籍だと関係ないですが、左右のページを見開きで読む従来の本のようなスタイルで読んだ場合でも「陸上脳」→ページめくりの動作→「今年はどうだ」と、話題の切り替わり位置が明確になるように、このページは向かって右側のページ…つまりページをめくった先のページにあたるように構成しています。)

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 大きく肩を落とすポーズは絵で表せるものですが、確定した服装によっては肩が落ちた感じを表し切れるか現段階では分からないので(服によっては体がどんな姿勢をしているか分かりにくくしてしまうものもあります。逆に、ポーズによって服と相性が悪いポーズもあります。それらに加えて、同じコマに収まるべき情報量や構図によっては、ポーズを伝えやすくする大事な部位をフキダシや他にフレームインする人物が隠してしまう場合があるため…)とりあえずメモ書き程度に、ガックリ、という文字を書き添えておきました。
 作画の段になって人物がだけで問題なければこのガックリという書き文字は撤去してしまうかもしれません。

 ちなみにこのページだけいきなりうたさんの絵が手の込んだものになっていますが、これは本企画の第1回の時に描いたキャラデザ画の流用(帰還?)です。元々はこのシーンを想定して描いたデザイン画だったので。


野口「いまだにぴっかぴかの新入生とまちがわれて、あちこちから勧誘されまくるんだよ」
うた「マインドフルネス研究会は、スタート前の集中力が増しそうなので、ちょっといいかなと思っています!」
野口「なんかあやしいから、止めておきなさい」
うた「えっ(目を丸くしながら)」

 勧誘シーンは分かりやすく描けると思うので、あとは作画を頑張りましょう!という気持ちです。1コマに収まる人数が多くて、きっとちょっと大変なので(笑)

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 マインドフルネス研究会の取り扱いはちょっと悩むところです。
 野口くんが『マインドフルネス(そのもの)』を「なんかあやしい」と考えていることにするのか(だとすれば何らかの学問に根拠を求めた意見なのか、個人の感想としか言えないものなのか)、それとも『マインドフルネス研究会(我が校の)』についてだけ「なんかあやしい」と感じているのかで、意味も印象も変わってくるセリフなので…。
 前者(マインドフルネスそのものに否定的)であればこのままのチラシでいいと思いますが、後者(自分の大学のマインドフルネス研究会に対してだけあやしいと感じている立場)であればチラシをいかにも変なテンションに変える必要があるとい思います。

うた「えっ(目を丸くしながら)」 

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noteは超・不人気マンガ家(中村珍)が無職になったとき「自力でweb雑誌みたいなのやって描き続けよう」と思って始めました…が、存外にうまくいき、おかげ様で今は忙しいです。犬と、ゲームと、マンガ描くのが好きです。| https://ching.tv

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