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文通欄[2019三月]

今回:2019年3月
他回:お返事ができる場合は『おしらせ』マガジンに追加します。

いただいた順番で並んでいます。
サポートに添えられていたメッセージへのお返事です。

※お名前は仮名・頭文字・頭文字でアカウント特定が可能な非常に短いお名前の方には異なるイニシャル等をあてている場合があります。本文のメッセージ内容でご自身宛てかどうかをご判断ください。


az*****さん
久しぶりに漫画に夢中になりました。家を存続しなければならないという呪いから解かれた現代において、個人が個人として尊厳を保つ為の新しいモラルの在り方が描かれていて、色々な人に読んで欲しいと思っています。大好きです。

az*****さん
 ありがとうございます。az*****さんの仰る「個人としての尊厳を保つため」…まさにそれが『レズと七人の彼女たち』の(彼女側の)テーマです(…一方、私側は「聞いてください!彼女が可愛いんです!」…ばかりですが…笑)。
 現代、家を存続しなければという呪いから本来ならば日本社会はもう解き放たれていい(イエ制度や嫁を貰って補強する形にこだわる必要などないことを、諸外国・ジェンダー先進国がどんどん証明している)はずなのに…と思うのですが、残念ながら個人単位では呪いをかけ続けたい人も多いように思います。
 もちろん、伴侶となる両者が“イエ”という単位を望み、妻側が家父長制の中で男を立てて嫁として生きることに憧れるのであれば、問題ありませんし(私なんてどちらかと言えば、私の妻を立て一歩下がり、「おい」と呼ばれたら用事を頼まれ、背中を流し、妻より先に起きて妻より夜なべしてから寝る、みたいなのを愉しみたい趣味をしている女ですし…そういう『趣味』の存在自体はよーくわかるのです。)…だから、そういうのはそれこそその“イエ”の単位の中でだけロールプレイとして愉しめばいいのですし、(それが両者にとって本当に幸せな形なら)それを他者が止めることは個人的趣味の邪魔…それこそ個人としての尊厳を奪う行為になってしまいますが…。
 ただ、それを望んでいない人に対してまで「それが普通の人生だ」「これが社会の規範だ」「正しい嫁として生きろ」というのは、紛れもない呪いですし、その呪いがまだ元気に息づいているのを感じます。家の存続が誰にとっても正しいから滅びないのではなく、それを望む人が強い意志で滅ぼさない…という構造の中で、時代と共にそれを望む人が減り、おとなしく従わない層への風当たりとなっているのかな…なんてことを身近な人たちと話すことがあります。
 いずれにしても、昔の正解が未来永劫正解とは限らないことや、個々の幸福を個々の価値観を奪われ諦めることなく生きてもなんら罪ではないことを、誰にも責められなくていい人生を本来みんな送れることを、エンタメの土壌から伝えていけたらと、例としてもっともっと若い世代に示しておけたら…と、思っています。


a-****さん
楽しい漫画をありがとうございます。 これからもあなたの作品を待ってます

a-****さん
 嬉しいです、ありがとうございます。マンガを生業として描いていると、どうしても楽しいシーン・楽しいテンションの物語ばかりを描けるわけではないという現実がありますが、最近は『「楽しい」エンタメ』を作れたらいいなと思うことがとても増えたので、『楽しい漫画』と感じてもらえるような部分がどこかにあるなら、本懐です。


め*さん
初めて作品を拝見しました。 私の求めていた設定をありがとうございました!

め*さん
 『超みだれ撃ち』へのサポート!珍しいことなのでびっくりしました。このコメディ漫画シリーズは2008年〜2011年にかけて『漫画ゴラク』という雑誌の担当編集さんと一緒に作ったものです。私にとっても思い入れの強い制作環境・信頼している担当編集さんと作った漫画なので、そう言って頂けて何よりです!


以上

2019年3月1日〜3月31日までに
頂いたメッセージへの
お返事です。

以後も、お返事ができる場合は『おしらせ』マガジンに追加します。

 この企画は2018年の終わる頃、「病欠していて限られた範囲のことしかできないから(何かしよう)」という思い立ちで始めたものです。元気な時は普通に仕事や私生活に時間を投じてしまうし、恒例の記事にできるかは分からないです…が…暮らしの折々で「今日は寝込むほど具合が悪い」という日や「家事も仕事もやりきって疲れてしまったから文字を打つ以外は無理」みたいなタイミングは訪れるものなので、時間と余力のある時はお返事したいなと思ってはいます…、が…、少し先の私がどんな過ごし方をしているのか見当もつかないものなので、お約束はしないままにしておきます。
 2017年度までにメッセージをくださった方、頂いたメッセージ全部読みました。無言でサポートをくださった方、どなたがいくらくださったか全件確認しています。ありがとうございました。

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コミック無職

noteは超不人気マンガ家(中村珍)が無職になったとき「自力でweb雑誌みたいなのやって描き続けよう」と思って始めました…が、存外にうまくいき、おかげ様で今は忙しいです。犬と、ゲームと、マンガ描くのが好きです。| https://ching.tv

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おしらせや更新情報など、コンテンツ本編ではないノートを、ここにまとめておきます。