増刊|コミック無責任&文芸たぶん

55

ひとふで小説|6-イェダラスカレイツァ:バルヴァリデ[VI]

前章:[I]〜[収録マガジン] VI  ふと、サラは改まって礼を述べていないことを思い出し、ヴァンダレに深々と頭を下げ、村長に褒賞を出すよう進言し…

ひとふで小説|5-イェダラスカレイツァ:バルヴァリデ[V]

前章:[I]〜[収録マガジン] V  櫓の火が足元を照らしてくれるようになったので、三人は交代で安全な草叢に入り、用を足した。ヴァンダレは平気だっ…

ひとふで小説|4-イェダラスカレイツァ:バルヴァリデ[IV]

前章:[I]〜[収録マガジン] IV 「ヴァンダレ様は、どうして魔族を斃せるの?」  夕闇の奥で黙々と、無垢な亡骸のための火葬と墓につかう穴を掘りな…

ひとふで小説|2-イェダラスカレイツァ:バルヴァリデ[II]

前章:[I] II  二人が湯浴みする頃には陽がずいぶんと傾き、鮮やかに夕焼けしていた。風のない西の空で橙色に焼けた雲が有終の美をじっと待ってい…

ひとふで小説|1-イェダラスカレイツァ:バルヴァリデ[I]

I  大巌猫と山耳犬を従えて育った女児が、明らかに「剣を」と決めたのは、相棒を人魔に斃された夕刻。己の剣で初めて触れたのは幾度も幾度も撫でた可…