増刊|コミック無責任&文芸たぶん

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ノート

ひとふで小説|レンガイケッコン(1)

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「恋愛を結婚と繋げよう、というのがそもそも無理があるんじゃないかと思ったんですよね」
 壇上で話す女性は、気位の高そうな仕立てのいいジャケットを、しゃきっと着こなしている。羽織っている、でもないし、着ている、でもない。しゃきっと着こなしている。
 柔らかな髪が肩にもたれながら胸元に落ち、鎖骨のところどころを隠していた。時折体勢を変えると、そのたび首元のネックレスが照明にキラキラと反射する

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