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増刊|コミック無責任&文芸たぶん

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【増刊 文芸たぶん】は勢いで書いた「ひとふで小説」と定期連載化できない物語調の書き物を収録しています。仕事コラムなどのルポ系読み物は他のマガジンにまとまっています。 【増刊 コミ… もっと読む
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ひとふで小説|レンガイケッコン(9)

これまでのお話:(第1話)〜(収録マガジン) (9) カン!とした、乾いたチリトリの落ちた音を、エントランスが幾重かに響かせる。  蓮本は持ってきた書き置き用のメモをくしゃくしゃにポケットへ突っ込みながら東之に駆け寄って、チリトリを拾ったついでに重そうなゴミ袋もやや強引に引き取った。 「あ、いいですいいです!汚いですよ!ごめんなさい!」 「だ、大丈夫ですか?痛かったですよね、今のは。転ばなくて良かったけど…」 「大丈夫です、すみません!あはは、もう。躓いちゃいました、不注意

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ひとふで小説|レンガイケッコン(6)

これまでのお話:(第1話)〜(収録マガジン) (6) 世界を真っ二つに分けたとして、蓮本は虫が平気な人材側の所属であることを自負している。  あらゆる種類のムシが平気というわけではないし、興味や可愛いげを感じて愛でることもないが、それでも何の気無しに飼育できた程度には平気だ。  カブトムシ各種、クワガタムシ各種、テントウムシ各種、トンボ各種は幼少期に採集した成り行きで飼ったことがある。尤も、ここで言う「飼った」というのは本格的な昆虫愛好家のそれではなく「子供が想像力の範囲

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