増刊|コミック無責任&文芸たぶん

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ノート

ひとふで小説|レンガイケッコン(8)

これまでのお話:(第1話)〜(収録マガジン)

(8)

 階段を下っただけだというのに、管理人室に戻った頃には結構息が上がっている。殺虫スプレーの入った戸棚に手を伸ばそうと屈んだ時には、ちょっと圧迫されて、はあはあと息が漏れてしまった。
(はあ、あったあった、良かった)
 東之はスプレー缶をサッサッと上下に振って、中身の重さを確かめた。
(あるよね。良かった。ゴキブリ一匹やるぐらいなら充分かな。

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あなたの今日の運勢は大吉!!いいことあってね!
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ひとふで小説|7-イェダラスカレイツァ:バルヴァリデ[VII]

前章:[I]〜[収録マガジン]

VII

 心底、徹底して食を愉しむ主義なのか、或いは、単に口に合う食べ物が嬉しいのか。それとも、せっかく作ったターレデへの持て成しなのか、真意は分からなかったが、ヴァンダレの、どんなに真面目に話していても菓子を咀嚼するまでの間だけは顔が緩むところを、ターレデは既にひどく気に入っていた。
 また一つ、ターレデが作った菓子を口にほうったヴァンダレは、小麦酒を含んでか

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私も私の作ったものをスキって思ってくれる人好きよ。
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犬の一生(7)

第7ワン
「犬の足音」

●今回の犬● どま クロワッサンパン(オス)
とろふわな肌触りのシバイヌ。ソウルフードは四角い缶に詰まっている野菜とお肉が混ざったテリーヌみたいなもの。

*この漫画は、犬と暮らした時に溜まったエピソードを元にしたフィクション作品です。

次のおはなし

■保護犬関連のノート

保護犬・保護猫に関する原稿提供の支援をたびたび依頼されますが、応え切れないので、みなさんが支援

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読んでくれただけじゃなくスキまで押してくれるのか!
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